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教育理念・方針

自分の子供が勉強しないで困っている。静かに勉強していると思ったらゲームをしていた。「勉強しなさい」といっても子供は、いつもから返事ばかり。新しい問題集を買っても2~3ページだけであとは手をつけない。勉強が嫌い、宿題をやらない、遅刻する、親の言うことは無視、これは、確実に「子育て」の失敗です。このような家庭が日本には、どれだけ多いことか。学校でも受験戦争など子どもをあおる教育が横行しています。その結果、「落ちこぼれ」「いじめ」「不登校」などの問題が発生しています。また、たくさんの「やる気のない子ども」を生み出す原因になっています。私たちは「やる気喪失症候群」といっています。ではどうしたら子どもは、「やる気」をだすのか。

小学校でよく見られるのは「静かに」という言葉。高学年になると「静粛に」となったりします。要は「静かに、よく聞く」がいい授業でありこれが日本の教育の姿なのです。日本の教育は明治以来現在に至るまであまり変わってはいません。知識技能の注入詰め込み形なのです。一斉画一指導これは学校においても塾においても同じだと思います。先生はもっぱら偉いから教える。先生が投げる知識、それを子供が受け取る。いつも子供は受身。だから受身の子供しか育たないのです。要するに子どもたちは勉強が面白くないからです。

私は数回外国での授業を見学しました。小学校でも中学校でもほとんどの子供たちが質問を浴びせてくる。日本の中学校ではまずこんな質問は出てこない。やはり日本での「よい子」は「静かによく聞く」から来ていると思います。

そしてたどり着いたのが「アルフレッド・アドラーの心理学」でした。人間が生きて行く、そして学習する上で何が一番必要か。この4つの[R]ではじまるRespect「尊重」Responsiveness「社会性」Resourcefulness「生活力」Responsibility「責任」を柱に、「勇気づけ」の教育が必要と考えました。

私は、知性とは、二つの知性があると思います。一つは「考える知性」と「感じる知性」です。言い換えれば「頭」と「心」です。どちらかといえば、日本親は心より頭の知性ばっかり考えがちです。頭の知性をIQとすれば心の知性はEQになります。アメリカでの教育機関の発表では、IQが人生の成功度に関係するのは20%程度であり、あとの80%は「心の知能指数」が関係しています。「心の知能指数」とは、自分自身を動機づけ、挫折してもしぶとくがんばれる能力、衝動をコントロールでき、自分の気分をうまく整え、感情の乱れに思考力を阻害されない能力です。他人に共感でき、希望を維持できる能力です。EQが高い人間は、自分の感情をコントロールでき他人の気持ちを察知対応できます。ワシントン大学の発表では、「EQの高い子供は、仲間に人気がありみんなに好かれる。教師からも社会的能力の優れた子供として認められる。また、集中力があるので学習効果が高い。そして、EQの高い親に育てられた子供は、驚くほど広範囲に才能を伸ばすことができる」としています。

そもそも子供を育てるとは、何なのですか?子育てとは「子供の自立」にあります。ですから私たちは、「4つのR」を中心とした勇気づけで教育を進めてゆきます。

「勇気づけ」と「ほめること」を一緒に考えがちですが、根本的に違います。「ほめること」は大人たちの判断で行われます。子供は「ほめられる」ことばかりを意識し、大人たちの顔色をうかがうようになります。子供は外的なことばかりに気を使い。誰かにほめてもらうことだけを目的とし、ほめてもらわないと安心できなくなります。また、誤解されているのが「ごほうび指導」です。「ごほうび」は結果を重視するため子供の競争心をあおり、自分さえよければとうい自己中心的な考えを植えつけます。子供すべてに自信が持てるようにします。競争するのではなく、自分自身の向上に目を向けさせます。子供の行動の結果ではなく、そのプロセス(過程)に注目します。子供の行動が失敗したときこそ「勇気づけ」をし、次からの行動に「次からはこうしよう」と自分で考えたり、改善したりするように考えます。「勇気づけは」子供が失敗したときこそ必要です。子供に学習意欲を起こさせるには、自身の自覚と周囲の人の心づかいが大切だと思います。成績が落ち込み、自信をなくした子供は勉強することに消極的になります。そのような時に「勇気づけ」をし、消極性を取り払い、失敗は怖くないという気持ちを持たせ、自分には才能や能力があるものだということを理解させることです。

今の学校現場では、第1に子供の自発性創造性を育てる教育ができていない。第2に国際性・グローバル教育ができていない。第3に日本の文化や歴史など民族アイデンティティーの教育が乏しい。では、どんな子供たちに育てなければならないのか。自発的で自分からどんどん学習する人間。子供のほうから自ら学ぼうとする態度習慣を身に着ける。なぜアメリカが世界のリーダーだと思いますか。シリコンバレーで成功している人は一度や二度の失敗を必ずしています。その失敗から多くを学んでいます。失敗を容認できる風土がアメリカにはあるのです。日本の社会は逆に「勇気をくじく」事が目立ちます。間違い、弱さ、欠点を取り上げ指摘します。他人の間違いを指摘すれば解決できると思っているからです。

では、学ぶとは何か?機械的でない知性と心を身につけさせます。考える暇もなく覚えこませる教育には学びがありません。教師に教わるのではなく自分たちで考え、学ぶことができる場所。本当の学力とは?学力を知識の量や速さなどではなく、問い、疑問からよく考え、自分なりの答えをだし、できたことを確認し、それを人に伝えることができる力を育てます。

どうしたら「やる気」はでるのでしょう。「やる気」をなくした子どもは、自分自身にも落胆しています。そのほとんどの親が子どものやる気をくじいているのです。

以上の事柄が子どものやる気をなくしている原因です。この反対をすることで、子どもは「やる気」をだします。この塾は、主体が子どもです。子どもが考え、決定し、責任を取ります。子どもと一対一で向き合います。週一回、二回の時間は、話し合い、決定し発表する場です。


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